今回は、奈良の伝統野菜「大和野菜」の大和丸なすについて紹介します。
京都では、京野菜というものが、広く周知されていると思いますが、奈良にも昔ながら受け継いできた古都奈良の伝統野菜があります。そんな、伝統野菜の大和丸なすはどんな野菜か調べてみました。
はじめに、大和野菜とは何か?
戦前から大和(奈良)で栽培をしている品目で、奈良の地域の風土、文化・歴史を受け継いだ作物です。
奈良県が平成17年10月から認定を始めて、現在は20種類が認定をうけています。ただし、認定は受けていないが、在来の種は他にもたくさんあります。
大和丸なすってどんな特徴?
大和丸なす : ナス科 ナス属
県内で古くから栽培されてきた伝統野菜です。正倉院文書にナスが記されており、奈良時代には栽培がされていたと推測されます。
大和丸なすは、艶のある黒紫色の皮の丸い形でヘタに太いトゲがあるのが特徴です。実が引き締まっており、煮崩れしにくく、焼いても炊いてもしっかりとした食感があって、主に田楽や焼きなすなどに調理されています。
平成20年に大和野菜の伝統野菜として認定を受けました。
大和丸なすって美味しいの?
私自身の感想では、煮る、焼く、揚げるとなんでも美味しかったです。加茂なす同様にしっかりとした食感でエグ味も少なく食べやすしです。
他の方もいろいろと大和丸なすを使って料理されています。
麻婆系第2弾…大和丸なすの「麻婆茄子のチーズ焼き」‼︎ pic.twitter.com/yr026uvEUT
— ビストロ中華へいぞう (@chuukaheizo) 2016年6月9日
地元産大和丸なすの揚げ出し。予想外に濃厚。これはビールで正解ですわ。 pic.twitter.com/wNh4RsYFUE
— まるは (@maruhawawa) 2015年5月19日
揚げ出しとか最高ですね。
大和丸なすはどこで手に入る?
出荷は4月~10月にかけて手に入れることができます。
県内のスーパーや奈良の直売所や、ファーマーズマーケットで販売されています。
それと、自分で作りたいという方は、種を販売もされています。
まとめ
大和丸なすは、賀茂なすと同じ丸い形状ですが、食感や味はまた少し違います。伝統野菜として、関西県の旅館やホテルなどで高い評価を持たっているそうです。肉質がしっかりしているので煮たりする料理がマッチしそうですね。
買える、食べれるというところは増えて来ているので、最盛期の5月~7月がおすすめです。
ぜひ、このブログで少しでも興味を持てれば、奈良の伝統的な大和の野菜を味わって見てほしいです。