今回は、奈良の伝統野菜「大和野菜」の大和いもについて紹介します。
京都では、京野菜というものが、広く周知されていると思いますが、奈良にも昔ながら受け継いできた古都奈良の伝統野菜があります。そんな、伝統野菜の大和いもはどんな野菜か調べてみました。
はじめに、大和野菜とは何か?
戦前から大和(奈良)で栽培をしている品目で、奈良の地域の風土、文化・歴史を受け継いだ作物です。
奈良県が平成17年10月から認定を始めて、現在は20種類が認定をうけています。ただし、認定は受けていないが、在来の種は他にもたくさんあります。
大和いもってどんなの?
大和いも : ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
古くから栽培されてきた野菜のひとつで、色が黒く粘り気が特徴です。似ているもので、広く流通しているものに長芋、三重県で作られている白い皮で粘りが強い伊勢芋などもあり、ツクネイモとも呼ばれているそうです。
乾燥を嫌い、土質を選ぶので、栽培が難しく、奈良では葛城山麓が中心となって栽培されています。
そして、平成17年に大和野菜の伝統野菜として認定を受けました。
大和いもって美味しいの?
私自身の感想では、長芋など好きな方はおすすめです。
他の方もいろいろと大和いもを使って料理されています。
山辺の道歩きも疲れてきたので、崇神天皇陵近くの蕎麦屋「千古」で大和いも蕎麦(900円)。蕎麦はみずみずしく、コシもしっかり。粘り気の強い芋と、ねっとりからんでくる。こりゃ旨し。 pic.twitter.com/6rfdxYB9w5
— corgi (@corgikochan) October 12, 2015
【納豆の磯辺揚げ】大和いもの皮をむきすりおろす。納豆と塩を加えてよく混ぜる。スプーンで一口大にすくい、170℃の油で揚げて海苔で巻く。 pic.twitter.com/PTCuATSa
— 寿木けい (@140words_recipe) December 31, 2012
見てると、食べてくなってきますね。
大和いもとダシだけのシンプルとろろ飯で十分美味しいです。
大和いもはどこで手に入る?
大和いもの10月ごろから収穫が始まります。貯蔵性が良いので、春まで持ちます。
一番は奈良の直売所や、ファーマーズマーケットで販売されています。
それと、自分で作りたいという方は、取扱店一覧も記載しています。
まとめ
粘り気が強くご飯や、そばにも合う美味しい野菜ですね。
奈良の農家では擦って、卵と味噌汁の中に加えたとろろ汁というのもあるそうです。
絶対美味しいに違いないです。
奈良の旬な野菜として、大阪の大丸にも特設コーナーを設けて頂いていたこともあり、
買える、食べれるというところは増えて来ているのではないかと感じています。
ぜひ、このブログで少しでも興味を持てれば、奈良の伝統的な大和の野菜を味わって見てほしいです。