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いちごの育て方まとめ|植付から収獲まで

かじき農園では、路地栽培でいちごを育てています。

また、栽培期間中農薬不使用、化学肥料を使わず有機肥料を使って栽培しています。

かじき農園でのいちごの育て方(栽培スケジュール)をご紹介していきますね。

10月中旬 土づくり

イチゴの植付をする2週間前に土づくりを行います。

畝に肥料や石灰をまき、トラクターで耕します。

肥料の目安

肥料は1㎡あたり窒素8gが目安とされています。

(奈良県 農作物の施肥基準による)

窒素が4%含まれる肥料の場合は、200g分が目安です。

いちごは他の野菜にくらべ、肥料を多く必要としない作物です。

石灰の目安

土壌のpHの目安は5.5~6.5。

pHが5.5未満で酸性が強い場合は、石灰をまいてpHを調整します。

トラクターで耕した場合、畝の幅は約1m程度になります。

※2022年は11月上旬に実施しています。

10月下旬 植付

イチゴは30~40cmの間隔で植付を行います。

1m幅の畝の場合は、2列・千鳥で植えましょう。

ポイント

・葉の付け根のクラウンと呼ばれる部分が土に埋まらないようにしましょう。

 クラウンは新しい芽になります。

・ランナーを畝の内側に向けて植えましょう。

 ランナーと反対側にイチゴができるため、収穫しやすくなります。

※2022年は11月18日に植付しています。

11月‐2月 草引き・水やり

土が乾いてきたら、適宜水やりを行いましょう。

草が生えてくると、雑草に栄養が取られてしまうので、2カ月に1回程度草引きを行いましょう。

ポイント

・雑草は抜く

・苗の枯れ葉は根本から取り除く

・花は除去する

2月下旬 追肥・マルチ

2月下旬に追肥とマルチを行います。

手順は以下の通りです。

①畝と畝間の草をひく

②イチゴの株の間に肥料をまく

③水やりホースを設置する

 土が乾燥しているときは、④の前に手動で水をまきましょう

④マルチを張る

⑤株の部分のマルチに穴をあけ、葉を全て表に出す

※2023年は2月23日に実施しています。

追肥のポイント

・肥料はイチゴとイチゴの間に

・追肥は以下の手順がスムーズです。

スコップを根本まで差し込む

→スコップを差し込んだまま、肥料をまく

→肥料をまいた後スコップを引き抜く

3月-4月 水やり・ランナーとり

いちごは乾燥に弱い植物です。

土がかわいているなと思ったら、水やりを実施しましょう。

また、ランナーが伸びるとランナーに栄養をとられてしまいますので、伸びたランナーは根本で切りましょう。

4月-5月 雨・鳥対策と収獲

雨対策

イチゴの実は水をかけると腐りやすくなります。

実がなり始めたら、雨対策としてトンネルをつくりましょう。

イチゴの受粉を手助けする虫たちが出入りできるよう、畝間側はトンネルでふさがないことがポイント。

トンネルは雨を避ける屋根になっていればOKです。

鳥対策

イチゴの実が赤く色づくと、鳥が実を食べにきます。

トンネルの外側にネットを張り、鳥よけ対策を行いましょう。

収獲

ヘタの近くまで赤くなり、ヘタが上に反り返った実が食べごろです。

露地栽培だと、5月上旬頃が収獲時期の目安です。