緑肥って言葉は授業で習ったりするけど、実際どうなのかな?
あまり栽培していなかった水はけの悪い粘土質の畑のエリアで
緑肥したらどんなふうに変わるのかを試してみました。
緑肥って何?
緑肥とは、畑に植えた植物を土に入れて肥料として利用することです。
植物本来の太陽の光で大きく育った植物を細かく分解して土に入れることで
次の野菜栽培の肥料になります。
また、緑肥作物によって、害虫の発生を抑えたり、水はけが良くなったり、
野菜の病気を抑えてくれたり、土をふかふかにしてくれたりといろいろ効果があります。
緑肥作物の種類も結構あります。
土壌の保水性、透水性、地力、連作障害の防止、センチュウ害防止etc
なぜセスバニアとクロタラリアなの?
今回私が使う緑肥作物はセスバニアとクロタラリアを利用します。
なぜなのか?といいますと、畑が水はけの改善に効くとされいます。
根が深く硬盤という土の層に届きます(セスバニア)。土壌改良と水はけがよくなります。
クロタラリア セスバニア
特徴として、
①セスバニアは湿気があるところを好みます。
②クロタラリアは乾いたところを好みます。
③2つを混ぜて緑肥をするとこで水がたまりやすい場所では、セスバニア
が乾燥気味の場所ではクロタラリアの芽が出やすく全体に広がるからです。
生育過程
○今回使ったのはこちら
なかなか近くのお店では売っていなかったのでネットで注文しました。
ある時とない時があって、あと結構値段もしてびっくりです。
一反に6~8kgと言われているので半分づつ買いました。
○種まき日 6月25日
種をまく直前にトラクターで耕して雑草を倒してから
種を混ぜて全体にばらまきました。
○発芽日 6月28日
結構早く芽が出てきていました!
○緑肥の状態 7月17日
無事、全体に広がって発芽していました。
○緑肥の状態 7月27日
わかりにくいかもですが、右側の緑肥の方が生育が良いです。
左側が一昨年からなにも作っていなくて荒れていた土地で、
右側が昨年スイカを栽培していた土地です。
緑肥の成長速度が全然ちがいました。
全くなにもしていない土地ではやはり生育しにくいのかも。
○緑肥の粉砕開始 9月2日
自分の身長ぐらいまで大きくなりました。
最初はクロタラリアが広がっていたのですが、急に逆転してセスバニアが広がりました。
クロタラリアが広がり保湿性が上がり、セスバニアも成長したのでは?と推測せれます。
茎も太くなってハンマーモアでの粉砕が結構大変でしたので、8月末までにするのがベストかもです。
○耕耘 9月15日
表面に枯れてきた植物を分解できるように、浅く表面だけ耕していきます。
分解の促進を促せるように、少し米ぬかを蒔いてからトラクターで耕しました。
ポイント
・すき込み時期が大事
・生育最盛期の時がベスト(花が咲いた頃)
遅くなると固くなりすき込みにくくなります。
また、遅くまで残していると種子が落ちて雑草化する可能性も!
トラクターのロータリーで浅く表面だけ耕していく
週1耕しを3週間します。
ハンマーモアという機械があれば、細かく粉砕でき、作業が早いです。
すき込み完了してから3週間後から野菜づくりが目安になります。
買うなら
なかなか、ソルゴーやひまわりなどの緑肥は近くの種苗屋さんに置いていたりしますが、
クロタラリアやセスバニアはあまり置いていないのでネットで買いました。
高く感じますが、これで土壌が良くなるならありだと思います!!
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結構値段しますが、やってみる価値はあると思います。
まとめ
実際利用してみて思ったことは、緑肥自体は水はけも良くなっていたので継続して
いくことで、土が良くなっていくと感じました。
緑肥のあと土壌が少しふかふかになっていたのと、柔らかい雑草が生えていました。
それと、緑肥作物も種まき後、ほったらかしでしたが、大きく育ちました。
ポイントさえ押さえれば使い勝手は良いかもです。
ただ、育てる前に肥料が残っているところとないところで生育の違いが顕著に見受けられたので、
まったく利用していないところは少し栄養入れてからする方がしっかり育つのでは?思います。
○結果
種代が高いけど、全然扱いやすく休ませる畑でするのはありです!!
以上、見ていただきありがとうございます。